生活必需品の水筒・ボトル・魔法瓶。
イメージには多少の違いがありますが、日頃の生活には欠かせないアイテムとなりました。
では、この製品類の違いは何でしょう。実は少し曖昧な部分もあったりします。
本日は、それを少し整理してみます。
[消費者庁の区分]
※消費者庁 製品別品質表示の手引き・日本産業規格より
<水筒>
・成形された合成樹脂製(プラスチックなど)のもの
・飲料水など飲み物を入れて持ち歩くための容器
<魔法瓶>
・真空二重構造のステンレス製、携帯用(直飲式のものを含む)
・真空二重構造のステンレス製、卓上用・お弁当用(外装に蓋及び取手付のものを含む)
・真空二重構造のガラス製、卓上用(外装に蓋及び取手付のものを含む)
⚫︎ボトルは、上記区分を参照に素材・機能・試験資料をもとに区分され、共通製品言語として浸透しております。
(2024年12月現在)
[国内外生産現場との区分認識]
製品をどこで製造しどこで販売するかにもよりますが、世界共通言語の英語名が表記されてることで、共通認識しやすい傾向があります。
<例>
・BOTTLE(ボトル) ・TABLEWARE(テーブルウェア)
・STAINLESS(ステンレス) ・PLASTIC(プラスチック)
・STAINLESS PRODUCTS ・PLASTIC PRODUCTS など
[一般的な認識]
それぞれが持つイメージは多種多様ですが、事例として
<水筒>
・魔法瓶も含めた広義の飲料用携帯ボトル。
・ショルダー紐付の子供用。
・シンプルなプラスチック製ボトル。
・機能や素材にこだわったもの。
<魔法瓶>
・高機能な保温・保冷水筒として扱われる保温・保冷性能に特化した水筒。
・電気ポット。卓上ポット。
・日本初魔法瓶の国産化に成功した某メーカーの商標商品。(現在は一般名称化されております)
日本では「水筒」という言葉が古くから幅広く使われているため、「魔法瓶」という特定機能を持つ製品と重なる多少の曖昧さが生じてますが、一般市場の商品ラインナップや流通の区分けにより、曖昧さが回避されるよう取り扱われております。
[法律や規格の明確な定義]
日本国内で「水筒」と「魔法瓶」を明確に区別する法的規格はありませんが、
以下が参照になります。
1 JIS 日本工業規格
真空断熱性能を持つ商品は「魔法瓶」または「真空断熱容器」として設計や性能が規定されている。(JIS S 2006:2019)
2 消費者庁
真空ステンレス・合成樹脂の素材や機能などの区分けは、製品別品質表示の水筒や魔法瓶に定義されている。
[まとめ]
基本規格や提供する側同士の基準と一般的なイメージは、各種ありますが、
『水筒やボトルを製造希望』またはお探しの場合、素材や機能もお伝えいただけますと、スムーズです。
▼一覧
https://makerworld99.com/product-category/overseas-order/tableware/bottle/
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